DualShock4 乗っ取り大作戦 その2
こんにちは。
この記事は前回↓の続きとなります。
というわけで前回はごく普通のDualShock4(以外DS4)として使える段階まで持って行きました。
ここから再度分解して乗っ取りして行こうと思います。
【わかりやすい】PS4コントローラ 分解修理 - YouTube
分解に関してはあすか修繕堂さんの動画が非常に分かりやすいのでそちらを参照してください。
はい、行きますよ〜
まず今回の乗っ取りはJDM-040とJDM-055でほぼ共通となります。
前回にあった「蓋が閉まらん!!」案件は入っている基板の形が大きく違うためなんですね。
上が055、下が040
基板の形が違うので蓋が閉まらないのは当然ですね。
ただし!
ありがたい事にフィルム基板のピン配列は変わりないんですよね〜
フィルム基板ってなんやねん?
これなんですよ。
薄いフィルム状の基板が1枚入っていて、それぞれのボタンが押されたかどうかをメイン基板に伝えてくれます。
このフィルム基板は
○、△、◻︎、×、PSボタン、上下左右、L1、L2、R1、R2を担当しています。
残りの
L3、R3、シェア、オプション、タッチパッド系、リセットはメイン基板が直接担当しています。
その辺分かっとるわ!!という声がそろそろ出てきそうなのでピン配列の方に移りたいと思います。
まずピンをこのように1,2,3,…,19とします。
1:◻︎
2:◻︎
3:R2
4:R1
5:R1
6:R2
7:△
8:○
9:×
10:PS
11:7〜10、12〜15 common
12:↓
13:←
14:↑
15:→
16:L2
17:L1
18:L1
19:L2
ピン配列はこのようになっています。
また、3番と4番、16番と17番の間に10kΩの抵抗を入れてください。
入れないとL2とR2の入力が暴走します。
抵抗は金属皮膜抵抗等誤差の少ないものの方が失敗を防ぐことができます。
その他キーは一般的なスイッチを使用できました。
L2、R2はコントローラーの仕様では感圧式となっています。
この部分については10kΩの可変抵抗を3番と6番、16番と19番それぞれに接続することで使用できました。
PC上のデバイス認識では
X軸:左スティックX(左右)
Y軸:左スティックY(上下)
Z軸:右スティックX
X回転:L2
Y回転:R2
Z回転:右スティックY
ボタン
1:◻︎
2:×
3:○
4:△
5:L1
6:R1
7:L2入力判定
8:R2入力判定
9:シェア
10:オプション
11:L3
12:R3
13:PS
14:タッチパッド押し判定
POV:上下左右入力
このようになります。
次に基板の処理に入ります。
フィルム基板と接触する部分はカーボンコーティングされておりこのままではハンダを乗せることができません。
なのでこのように不要なところに削り粉が飛ばないようにマスキングをしてから600番くらいの紙やすりで削ります。
削れたら多めのハンダをこて先に乗せてフラックスを浸透させながら全体にハンダを乗せます。
ここまでできたら乗っ取りの準備は完了です。
百均のLANケーブルを分解すると出てくる細い線等を使って19本分引き出せば楽に乗っ取りを行えると思います。
なおこの乗っ取りは"松蔵さん家の物置場(仮)"というサイトを参照して行いました。
[デュアルショック4乗っ取り] - 松蔵さん家の物置場(仮)
無事新基板にも応用できました。
ありがとうございます。
USB基板(JDS-040または055)については次回記事で書こうと思います。
メイン基板より直接乗っ取る方法も見つけました。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
とても記事が読みにくいので後日まとめ直そうと思います。